High on Life

NO BIKE NO LIFE

色気は禁物

2年以上振りに雨の中を走りました。しかも激しい雷雨、どしゃぶり・・・。
昨日のジロは勾配の激しい山頂ゴールで、んーやっぱり最後まで観てしまって、そいでもって起きれなくて、まあ天気悪いし今日もローラーでええっかー、と思いきや、いつまでたっても雨が降る気配がないし、昼には太陽までも顔を出してきちゃって、そりゃもう行かんとあかんでしょう!状態で着替えて12時25分家出。それでもやっぱり天気が怖いので、いつでも帰れるようにツール・ド・弾薬庫にするつもりで出たはずが、考え事をしている隙にいつも通りNTTで右折して、気が付いたら乾谷を下っていて・・・、まええか、天気持つやろ多分、という判断が甘かったのです。
山田川から加茂〜和束〜湯船と何時ものコースを気持ちよく流して、県境ゴールでちょっぴりもがいて、久々に乗ったcerveloをパシャリ。
いいですやっぱりcerveloも。軽いし、進むし。こりゃあエエ感じとそのまんま折り返しの下りも下ハンで楽しんで和束ローソンで小休止。ここでまた燦燦と顔を出した太陽さんに騙されました。
ローソンから出発しようとして、こともあろうに橋を渡って裏大正池へ。登りは7月から、と宣言したにもかかわらず、1回の練習に付き一山ならええやろうと油断して、どうせ今の体重ではインナー×ローでしか登れないくせにおらおらと行ってしまったのが運の尽き。下って玉水橋から仰ぎ見る西の空は真っ黒。しかしちょっと南に視線を振るとまだ太陽は頑張っている。開橋まで戻って精華町役場経由で帰れば多分雨は避けられるだろうとは、誰もが瞬時に思いつくごく普通の判断。ところがまたまたカラダが勝手に三山木方向へ一直線。もうこうなったらタイムトライアル並みに飛ばして雨との競争に勝つしかない!と、いつの間にかヘルニア患者の背中はカンチェラーラ状態。普賢寺小学校通過と同時、危機管理能力限りなくゼロに等しい親父の頭上で雷炸裂。東畑の登り口までの平坦をカンチェラーラはもの凄い勢いで逃げるが、登りに取り付く前にあっけなく土砂降りに。途中雨宿りするカップルライダーに“すごーい!”と言われてちょっと照れたのも全く気取られないほどの豪雨の中、精根尽き果てて東畑山頂。すんごいスピード。火事場の馬鹿力ですか・・・。あとはこけないようにゆーっくり下って、ちょっぴり登って、ズタボロになってなんとか帰宅しました。
それにしても人間追い詰められると、現状の体重や体調を超えたところまで力が出るのですね。不思議です。ヘルニアになって2年。最初の1年はまともに走れなくて、次の1年はリハビリ走で、ようは雨の日に無理して走らないといけないような(例えばレースを控えているとか)シチュエーションになかったし、もちろん今もそうだし、裏大正池なんて行かずにさっさと下って帰ってたらこんなことには成らなかったわけで、皆さんも同じようなことってあるのだろうと思いますが、何かこう、そういう自分でもはっきりしないような、無意識な判断が起きてしまうというのは、やっぱり自転車の魔力なんでしょうか・・・。
今日雨に遭って唯一良かったこと、それは帰宅後すぐにバイク清掃をしたことで、埃と泥で汚れていたcerveloが綺麗に蘇えったことです。よかったよかった。でもちょっと喉が痛い。濡れねずみのまんまバイク清掃を優先したのが祟ったか、明日やばいかも・・・。