High on Life

NO BIKE NO LIFE

能登でどう対処したか

後から考えて一番不思議だったのが、3日間首の痛みや疲れの信号を感じることなく走れたこと。これはきっと加圧トレーニングの効果だと思いますが、それにしても肩透かしを喰らったような気分です。2年連続リタイアの経験から、もう一つ注意していたのが膝。これもなんとか乗り切れました。時折違和感や、痛みの予感を感じたりすることもありましたが、首よりも最重要課題として意識していたため最後まで致命的な症状にならずに済みました。負荷をかけ過ぎず常に回転を意識して走ったのに加え、各休憩所で必ず救急テーブルに行き、膝回りの筋肉にアイスラブゲルを塗っていたのが効いたようです。また、首、膝共通に言えることでは、ビタミン剤にアミノバイタルクエン酸+BCAAドリンク、これらを小まめに補給していたのも効果大と言えるでしょう。
それらに反し、かなり苦しんだのがお尻の痛み。2日目の午後から3日目ゴールまで延々と苦しめられました。サドルのグレードとお尻の形や体重の相性が悪いのか、以前から痛いのは痛かったのですが、今回ほど痛かったことはありません。あの痛さに耐え続けてよく完走できたものだと自分でも感心していますが、もう懲り懲りということで、ちょっと対処してみようと駅前のショップへ。
坐骨の間隔を測ってもらってサイズを選ぶこれ、

そうです、ご存知BONTRAGER informシリーズ。初めてなのでとりあえずミドルグレードのRLを選択。私のお尻は中庸な日本人サイズで幅146mmと決定。180gのSLR XPに対して45g増の225g(表示重量210g)。これが具合よければ180gのトップグレードを山岳用サーヴェロに盛り付けても良いでしょう。お買物ついでに45gの重量増をカバーすべく散髪です。
どうなんでしょう、少しはカバーできたでしょうか?できるわけねーっつーの。
そんなこんなで、首と膝を凌ぎ、お尻の痛みに耐え、ちへどメンバーはじめ多くの皆さんに助けられギリギリのところで完走できたわけですが、カラダの中心軸のそれも首に問題を抱えてしまった以上、以前は当たり前だった410キロ(以前は距離自体も440キロありました)も、今ではかなり準備してかからないと危ない410キロになってしまいました。だからこそ最後の最後、興津峠頂上でUribouzさんに会えた時こんな表情になったんですねぇ(涙)。

Uribouzさん良い写真有難うございます。これからも用心して頑張ります。