High on Life

NO BIKE NO LIFE

おらが国のレースは面白い

レースが面白いし、感動の度合いがツールとは違う。表彰式一つとっても、形式優先のツールと比べて、場当たり的な(イタリア人的には一生懸命やってるんでしょうが)進行が、自転車という人間臭いスポーツにぴったりの手作り感を醸し出していて、とても感動する。今年の表彰式もしかり。だからこそ選手の挙措動作にその瞬間の感情が表れやすくて、観ているこちら側にも空気感が伝わってくる。
ツールにはないシャンパンファイト。はしゃぎまくる3人の姿に、今回のジロのコースがいかに苦しいものだったかが窺い知れる。史上最悪のコース設定だった今年のジロを、別府が完走したことの意義、それはどう表現したら良いかわからない程の偉業なのであるが、日本のマスメディアが、その意義を理解できるようになるまであとどのくらいの時間を要するのか・・・。
いつもの女性ボーカルのエンドロールの後、最終日はさらにイーグルスの『デスペラード』をバックに、まとめ編集した映像が流された。涙した・・・。