High on Life

NO BIKE NO LIFE

ウィンターシーズン終了

寝坊で篠山DNS。いつも夜中に目が覚めるのは同じだが、今日は3時に目が覚めた時点でレースに行く体調ではないことを悟る。4時半に目覚ましを止めて迷わず二度寝。疲れが溜まっているのは毎週末同じことではあるが、今日は結構辛い。

次に目が覚めたのが8時15分。のっそり起きていつものパターンでコーヒーまで過ごして東京マラソン。自分もウィンターシーズン締めないといけないので、大迫がリタイヤした後フル完走実績のためだけにスタート。そうしないとバイクシーズンに入れない。

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10時51分、まさに篠山Aブロック後方想定の時間に小雨の中スタート。

1週間何もしていないのでバネが溜まっていてペース速めで入ってしまう。まるでレースペースの入りで、10キロ辺りでかなり疲れを感じる。幸いに風が弱いので河川敷でのペースダウンは免れるが、何せ単独走。これに勝る苦しみ無し。サイロ南行きでP練のK井さんとご挨拶。大声で挨拶すると少し楽になるのは前に書いた通り。

泉大橋からVIVARENコース逆走で距離を稼ぐ。下狛交差点で黄色信号を慌ててクリアして自ら脚を削る。棚倉手前、不動川過ぎてN川さんとすれ違い挨拶。また少し元気になる。どんどん脚を削りながら山城地方を北上。JR奈良線沿いの長い直線で冷たい向かい風に苦しむ。

山城セブンで26キロちょっと。折り返して旧GOURENコースを南下。かなり脚がへたって泣きが入る。30キロを過ぎると急激に脚に痛みが走り始める。不思議と30キロまでは大丈夫なのが面白い。マラソンんってこうなんだよなぁ。

開橋まで戻って34.5キロ。もう死にそうに辛い。両膝がガクガクで前に進まなくなってきた。さらに腰ポケットの財布とiPhoneが重い。レースならこの二つの重りがない。さらに水、補給食も重々しい。一歩一歩苦しみを噛み締めるように進むが、1キロ毎のラップはどんどん落ちていき、今日のテーマである”単独走サブ4”に黄色信号が点滅。

精華町に入りゴールまでの登坂が始まる。この時ばかりは自分が住む場所の標高が実に恨めしい。かしのき苑坂で悶絶し、6分台後半でヨロヨロになり進む。前半の貯金を食いつぶしながら、どうにかこうにか光台に取りすがる。登って登ってたどり着いたラスト1キロ。下半身は他人の物。上半身と気合いでペースを上げる。42キロを過ぎてザクのようにガクガクとしながらラストスパート。42.2を確認してストップボタンを押して終了。膝が崩壊寸前。ゴールした瞬間歩くことさえできず膝に手を当てしばし佇む。

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篠山DNS懺悔の山城地方フル

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前半上げ過ぎで最後ママチャリ並みのペース

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GAP

上図を見るとフラットに見える旧GOURENコース。実は細かく見ていくとアップダウンの連続。地形的には南に向かって下がって行くはずの山城平野だが、旧GOURENコースはどう見ても登って行くとしか思えない。練習会の皆さんはよくご存知の通り。結果、篠山の獲得標高を超えている。先にも書いた通り最後の最後が辛い。
30キロ走とフルは全く異次元ですね。30キロ走ならプロテイン飲んで風呂入れば回復するんですが、フルだと全く何も回復しません。ビールも全く美味しく感じません。不思議です。内臓も相当やられてますね。終わった後のビールのみを楽しみに頑張っているのに、全く美味しくないんです。それは去年、一昨年の京都マラソンでも感じたことです。全く違うスポーツになるのが恐ろしくもあり面白くもあります。1年中マラソンに取り組んでいる方なら、きっちり理解した上でトレーニングしてらっしゃるんだと思います。僕なんか毎年2ヶ月の促成栽培で、薄々わかっていることにも蓋をして、見て見ぬ振りしてやってますから、ウィンターシーズン最後に痛い目に遭います。あぁビール不味いって・・・。

本当にマラソンは深い。そして辛い。それでも来年も京都マラソンの抽選に挑戦です。マラソンは人間の可能性を広げてくれます。篠山は遠いし、帰りが遅くなるし、やっぱ京都がいいです。モチベーションが違います。

篠山DNSの後味の悪さはあるとはいえ、強引にフルをやってウィンターシーズンの予定終了に辻褄を合わせました。来週からバイクシーズンの始まりです。今年はどういうレースにどういう走りで参戦するのか、まだ測りかねているのが実情です。必要以上に痩せないほうが、速く、というか強く走れるのかもしれませんが、(現在のように)必要以上に太っているのも問題外です。先ずは仕事のストレスを軽減し、酒の量を減らし、バイクに負担のかからないような生活に戻していかなければなりません。

あと8ヶ月!