High on Life

NO BIKE NO LIFE

ウルトラという名のオモリ

GOUREN dist:95.17km ave:26.6km/h max:54.6km/h bpm ave:139 max:182
出だしからどうも脚が重いし体も重い。そうなると気分も重めで寒気が余計に身にしみます。色々考えたけれども、やっぱりこれが一番ねと選んだNEUTRON ULTRAも、長い間お店の倉庫で眠っていたであろうことを容易に想像できる渋々さ。ラチェット音も全くしないし、グリスがハブの中で凝固してるんじゃないかと思うくらい回転が重い。夏場ならひとっ走りで馴染んでくるのでしょうが、今日の寒さじゃ先が思いやられます。
案の定、大正池ではLSDペースの集団にあっさり置いて行かれ、まるで体重72キロ台辺りの自分が走ってるよう。調子が悪いと言いながらも、ローテーションを強要せず淡々と牽いてくれるなさんにつきっぱで、全く先頭を代われず大変申し訳ない状態で山岳賞峠通過。体調もあまり良くないようで呼吸も変な感じ。
用事で帰るというなさんにかなり後ろ髪引かれながら、ブルーな状態で和束ローソンを出発。やっぱり重々で平坦でも付いて行くのが大変。あまりに辛いので中尾園辺りで引き返そうかと考えましたが、そこから先が今の私の偉いところ。これも練習のうち、脚を加圧状態にしてこいでると思って頑張ってみようと、完全にドM丸出しで果敢に走ります。一体今年はいつになったらLSDになるのか、今日も緩急際立つ激しい練習。しかし一度スイッチが入ってしまえばもう迷うことはありません。基本登りのコースを30〜38km/hくらいの落差でアップダウンを繰り返す集団に喰らい付きます。アタックが掛かっても絶対に離れない覚悟で、重いホイールを引き摺るように感じながらもなんとか森林公園へ突入。相変わらず出入りが激しい中、まずいことに勾配が変わった辺りで先頭交代のタイミング。思い切って出ますが、辛いのですぐに左に寄って誰かが出るのを待つつもりが、背後がだんだん静かになって、あれ?と思ったら自分一人が飛び出した状態。しばらくすると塾長がやって来て、“泳がされてますよ(笑)”。その声に腰砕けでへなへなとスピードが落ち掛けたところをすかさず、“大丈夫!逃げましょう!”とあり得ない発言を残して塾長が前へ。気を取り直して塾長のペースに合わせ頑張っている自分は、まるで“ツールで一発かましたろう”状態のアグリチュベルかブイグテレコムみたいで、めちゃくちゃ苦しいのに、めちゃくちゃ笑けて来て、鼻水とヨダレたらしながらニヤニヤしてしまいました。
しばらく後、予定通り集団に食い物にされ、それでも爽快感を残して県境ゴール通過です。これまでで一番先頭との差が小さかったかも知れません。今日シャマルだったらもっと楽に展開できたかも?と思いきや、それはそれ、シャマルだったら今日のような悲壮な決意で頑張れなかっただろうと思います。良い練習させて頂きました。そこからはいつもの“下り怖い小僧”になって、粛々と距離をこなして家路に着きました。前回のGOUREN、朝宮からの下りで同じく下りが苦手なH田君が残した言葉が鮮やかで忘れられません。「下りで頑張っても痩せませんもんね!」座布団10枚です。皆さん今日も有難うございました。またよろしくお願いします。なさん、塾長、牽いて頂いたり励まして下さったり、感謝です。ありがとうございました。

それにしてもNEUTRON ULTRA、大丈夫かな?これまで使ってたのは一代前のNEUTRONで、カタログ値では今回購入したULTRAが100g軽くなってます。そのため持ったら軽いけど、走ったらウルトラ重いぜっ!しばらくローラーで使ってグリスを馴染ませるという手もありますが、帰宅後プロ3レースが結構ひび割れてるのを発見してそれもちょっとー・・・な状態です。プロ3レース、密かに評判悪いみたいですが、確かにひび割れ出るの早いです。プロ2レース耐久性高かったです。その耐久性を支える強度がプロのレースには邪魔だったのかどうだか知りませんが、一般ユーザー向けにプロ2レースを残しておいて欲しかったと、結構がっくししております。