High on Life

NO BIKE NO LIFE

1月2日忘備録

箱根駅伝。大した事も大したことない事も同じトーンでまくし立てるアナウンサーに白けてしまって、選手の本当の喜びとか苦しみとか悲しみとかに感情移入できないことと、これでもかというCMの多さに辟易して、歳とるごとに興味が薄れていく。

今年はどうかなぁと、何気なくTVつけたら、1区で学連選抜が大逃げしてるじゃないの!これは凄いと、ZWIFTの裏で?いや箱根駅伝の裏でZWIFTしながら1区から2区を観ることに。

ZWIFTはMAKURI島の何ちゃらいうコースに適当にログインして、脚に掛かる負荷に出力を後追いさせつつ画面の箱根駅伝に見入る。名だたる強豪を遥か後方に追いやり逃げる育英大の新田選手。瀬古が褒めても、渡辺がリスペクトしても、一向に盛り上がらないアナウンサー。こういう時にもっと盛り上げろよアナウンサー!と怒りながらも、きっとこういうケースでの感動の押し付けは台本に乗ってないんだなと冷笑する私。これが民放の限界だ。恐らくアナウンサー本人も戸惑っているのだろう。

最後の最後、明治に抜かれても張り付いたので、決死のスパート掛けてくれるんじゃないかって期待したが、なんとあれは痙攣か?もうほんと限界だったんだろうな。倒れなくてよかったけど、ここまで自分でもびっくりするほどの走りだったに違いない。だから脚が悲鳴をあげたんだなと、あと1キロ分脚が強かったらなぁと悔やまれた。

そして2区の最後の3人の競り合いも感動した。中央の吉居の精神力にはたまげた。最後一番脚を残していたのは青学の近藤に見えた。きっとラストスパートで田澤まで届くと。しかし吉居が勝った。絶対落ちると思った吉居のスパートは、根性と意地だけで成し得た奇跡のようなものに見えた。それまでゆるゆると回していたZWIFTも、このラスト1キロに合わせるように強度を上げて終了した。

今年の往路は接戦になって面白かった。4区の抜きつ抜かれつにも意地と根性を感じて清々しかった。若者っていいなぁと、マジで羨ましくなった。ああいうモガキ愛をおっさんも自転車でやりたいものだとマジで感動した。

1区学連選抜育英大新田選手の家族、泣いたろうなきっと。たすきを渡したあと、ケンケンで歩道へ引き揚げて行ったところを見ると、ひょっとしたら骨折したかもしれないな。区間賞選手の次に新田選手にもインタビューするような気の利いたディレクターがいたとしたら、首になるかキツいお叱りを受けるかのどっちかなんだろうな。台本に無いこと勝手にするなって。

 

午後、洗濯、ストーブ周りの掃除、今晩の薪の準備と着火剤代わりの松脂スティック削りなどしたのち、ようやく年賀状書き。年末、どうしても年賀状書く気になれなかった。昨年実績にあわせて買ってしまったし仕方なく書いたけど。

年賀状、いつまで書くかな?ちらほら、「今年で最後にさせていただきます」的な人も出てきたし、なんのために書いているのか、正直不明な相手が多い。俺の名前の漢字間違え続けて10何年の相手に返事出す必要あんのか?って思うし、手書きのコメントない人って誰に出したか把握してんの?とか。本当に出したい相手は限られるから、そういう相手のために、もっと丁寧に、言葉を選んで、時間をかけた年賀状を数枚出すのが本当の年賀状なんじゃないかって・・・、あの人にもっと今の自分のこと伝えたいとかって、そういうのが年賀状の意味なんじゃないの?って、気がしているのだ、おっさんは。

この松脂で着火するとイヤモッチャンに暖めてもらってるような気がするんだな