High on Life

NO BIKE NO LIFE

鈴鹿春SP3時間のはずが40分ソロ

さあ何から書くか?
切り口は色々あるけど、たった5周回なんで順に書いて行きますか。

金曜日になってようやく疲れが抜けたか、出発前の30分ローラーで結構脚が軽く好印象。体重も少々落ち気味なので、序盤からハイペースでなければ結構行けるかもしれないと、淡い期待を抱き出発。
土曜日朝、宿の温泉で一汗かいて、朝食後ゆっくりサーキット入り。去年と同じくEパドックへ誘導するお兄さんに、「大きい荷物降ろして戻ってきますので!」と一声掛けてBパドック方面へ。定位置にあしやんさんのキャンピングカーを見付け挨拶してBパドック裏側へ。やっぱり空いていました柵の外の一列。意外に気付かないもんですね皆さん。バイク、補給ボトルの準備、受付等済ませてアップ開始。固定ローラーを積んで来たものの、ローラー用ホイールを積み忘れたので、仕方なくグルグル実走で廻る。車、バイク、人がゴチャゴチャしていてあまりアップにならないが、坂道ダッシュで心拍を一度160程度に上げておく。
T木さん、トドさん、M山さん、Kのきさん、Kたやまさん、G藤さん、あしやんさんらとスタート30分前に待機場所に並ぶ。いつもの顔ぶれがこれくらい居ると、安心感があってあまり緊張もせず助かる。スタート前、招待選手が足りないのでうんぬんかんぬんという安原監督の説明から、ひょっとしたらスローな展開で始まるかも?の予感。
しかし・・・

ローリングスタートは西ストレートに出た所で早くも終了。先頭で真鍋選手が手を振った瞬間にダッシュ全開。普通エンデューロだと、招待選手が前をおさえるように集団のペースをコントロールして行くが、安原監督のコメントに燃え上がったか、マトリックスの3選手が一列になってかっとんで行く。スプーンの立ち上がり、ヘアピンの立ち上がりと全開ダッシュを強いられ、110Rからの下りでいきなり60キロオーバーで中切れを埋めるはめに。
1周目、ここ↓で61.7キロマーク



ご覧の通りのハイペース。↓

話しが違うぞ!頭の中で何度も繰り返しながら懸命に回す。
1周目のハイペースをそのまま維持した先頭は、なんと2周目をアヴェ44キロで廻る。自分の位置ですら7分58秒のもの凄いペース。いい加減にしてくれ!とうめきながらシケインでダンシング。心拍数は、メーター読み180を下ること無く、3周終わって既に喉がヒリヒリ。
4周目、ひとまず第一弾の振り解きが終わったのか、少しペースが落ち着きアヴェ41.9キロ。ああこれでしばらくぶら下がれるなと思いながらも、依然41キロペースを維持する集団にそこそこ苦労しながら5周目をこなし・・・第一コーナーから登りストレートに入って集団が詰まり気味になったところで悲劇は起きた。

↑ピット入口手前、青のグラフがすとんと速度ゼロに落ちた地点、つまり速度35.9キロでもらい落車で激しく転倒。登りで徐々に速度が落ちて行き、ついつい前のバイク2台の後輪に自分の前輪が重なっている状態で登るため、前方での異変に気付いても避けられなかった。5、6人が落車。おそらく自分が最後に乗り上げ、左に飛んで頭と太ももを強打。えらいこっちゃと起き上がろうとするが、左脚が言うことを聞かずしばし呆然と座り込む。右側ではうなっている人が居て、それを助けようとする人が居て、フタッフが駆け寄って来て・・・。気がつくとスタッフが私のバイクを芝生の所に運んでくれていて、のっそり立ち上がって自分も芝生ゾーンへ移動。ハンドルが90度曲がっていて、何かJ Sportsでよく見る光景だなと思いながら、前輪を両脚で挟んでハンドルを元に戻す。左太ももが割れそうに痛いのでもう一度座り込む。あしやんさんが心配そうな顔で通過。次いでG藤さんが通過。落車したことをG藤さんに伝えて立ち上がる。救急車に乗った人も居たようだが、自分は何とか歩けるのでピットロードへ入り、バイクにまたがってゆらゆら事務局まで。スタンドから応援してくれていたt-headの F本君、O屋さん、O西さんに挨拶して救護室へ。何カ所かの傷の消毒と、左太ももに打撲用の湿布を貼ってもらって終了。ヘルメットが割れて頭を守ってくれたようだ。28,000円のヘルメット。買う時はたっけーなーと思ったけれど、たった28,000円で命を守ってくれたと思うと有り難いもんだ。


レバーの傷

バイクは、エルゴレバー、バーテープ、ペダル、サドルに傷が入ったのみで、ホイールも無事で不幸中の幸い。身体の方は、骨こそ折れていないが、衝撃が強かったため後日何か不具合が出てくる可能性は否めない。要注意。左目の上が腫れて、若干フランケンになっているのが気にはなる。
ビラージュで久しぶりにデヴィッドに会い、売り出し中のバイクに試乗させてもらったりしてゆっくり過ごし、着替えてピットのゴール前で観戦。最終周回に入るとき3時間の先頭は5名。もちろんエースT木さんも入っており優勝に期待が掛かる。3時間が過ぎて先頭が飛び込んでくる。先頭3名がスプリント合戦で入り、0.9秒差でT木さん3位。さすがエース。ゴールを見届け、シケイン頂上でマッチョを激励。その時点で6時間男女混合3位だったが、最終リザルトは4位だった。惜しいが相変わらず凄い夫婦だ。


表彰のお姉さんの握手に、にっこりのエース


表彰式を終え、練習仲間と1枚(あしやんさんシェアありがとう)


各々一旦帰宅して、20時に某所焼肉屋へ集合

食べ放題、飲み放題で超お得な価格。練習仲間と、もう無理って言うまでお肉を食べて、めちゃめちゃ楽しい打ち上げとなった。こういう何の利害関係もない仲間と、楽しく過ごす時間を持つことができる幸せをつくずく感じる。格好付ける必要も無く、仕事以外にこういう純真無垢になれる時間を持てること、仲間と走れることが本当に幸せ。毎週、心からありがとうと思いながら走っている。


大量の牛肉から摂取したタンパク質が効いたのか、今朝起きたら、昨晩まともに動かせなかった左手が普通に動かせた。違和感はあるが痛みはほぼ無い。うしはすごい!左太ももはまだかなりの痛さが残る。6年前ヘルニアになった後、整体に行ったり加圧トレしたりしている間に、身体の不具合は内側から治すのが速いというのが信念になって来た。湿布貼ったり氷で冷やしたりするより、アミノ酸飲んで、加圧&解放で血の巡りを良くして、痛いけどローラー回してみたらどうなるだろうと。50×21T縛りでゆっくり30分。最初は75回転から始まったが、気がついたら自然と89回転まで上がっていた。意外と行ける。まだ痛いけど、きっとこういうやり方の方が早く治ると信じる。

その後、バイクとホイール清掃して、チューブラータイヤをサドル下に綺麗にまとめる練習。

先週チェーン交換時にショップでもらってきたトゥークリップ用ベルトで練習。なかなか良くできました。

今回の落車リタイヤ、調子が上がって来ていただけに確かに悔しいが、不思議と精神的には尾を引いていない。やっぱり明るい仲間のお陰かな。しばらく仕事がたて込み、梅雨から夏一杯あまり走れないかもしれないが、体力落ちない程度には練習して、秋のシーズンにまた頑張りたいと思う。