High on Life

NO BIKE NO LIFE

奈良7峠やなんて嘘やっ!

128.8km 2,971m↑
https://www.strava.com/activities/759006055

私のような”にわかヒルクライマー”には、どう考えても7峠ではありません。峠と名前が付いている登りが7箇所で、登り全て足したらえらいことになります。そしてギアを完全に間違えました。普段の練習のままリア25Tで行ってしまったのを最初の登りでいきなり後悔する羽目に。27T必須、シマノユーザーなら28Tとか持ってるでしょうから羨ましいです。



前夜機材は車にセッティング。土曜日4時半起床。普段通りの朝食とプチ加圧トレと軽量化、着替え、5時55分出発。タイムスケジュールは全て本番通り、のつもりが早く着いたので30分繰り上げ出発。



想定外こういうところに京都と奈良の経済力の差を感じる。天候次第ではシートやマットを準備したほうが良いでしょう。クリートはドロドロ、自転車のセッティングや、ローラーしたい人など要注意です。



このくらいでどうでしょう120キロならこのくらいで十分だと思いましたが、出がけの朝食が少なかったか、ちょっと足りなかったですね。途中ローソンで菓子パンを1個補給しました。ドリンクは長いボトルに2回分。下見なので多少不足気味でも大丈夫でしたが、本番は筋肉の動きをよくするためにはもう少し飲んだ方がいいでしょう。ただし尿意が頻繁に来るので面倒でもあります。中身には吸収の早いサプリがいいです。



ゴムカバー今日のような水跳ねがある時には良いと思いましたが、クランクに付けたケイデンスセンサー取付用のゴムと接触を繰り返し、初回で穴が空きました、とほほ・・・。



石舞台からスタート地点へ移動いよいよ試走開始。棚田憩いの家の前がスタート地点で、トイレあります。



1峠:芋峠5.3km。何せ走り出しなので何も考えず登れてしまいます。区間を狙う人ならアウターで逝ってもいいでしょう。総合狙いなら焦らずインナーローでクルクルをお勧めします。下りの後半から繋ぎの平坦は綺麗な風景が広がるコースです。


2峠:吉野山4.5km。近鉄吉野線終着駅付近から広い道路を登ります。ヒルクラとしては道が広すぎて速度感覚が掴み難いです。7峠中最も綺麗な舗装区間です。近鉄の終着駅が雰囲気ありますね。吉野神社やグランフォンド吉野の発着点を通り下りますが、ご存知通り旅館や土産物屋の間を下るルートは危険が一杯です。


3峠:樺の木峠4.1km。下市役場からのルートですが、印象薄いです。特に注意点はないでしょう。K久保さんのようなガチクライマーレヴェルだと、繋ぎの区間くらいに思えるでしょう。


4峠:唐戸峠4.3km。集落から林道に入り細かく勾配が変わるM木さん好みのコース。上の方では勾配が緩い部分もあり、和束から童仙房へのルートに似ているかも。


4〜5の繋ぎ区間14kmほど。ここがデンジャラスです。峠のみ計測なので、ここは焦らずゆっくり安全を。
先ず山を降りるまでが最も危険。数日晴れても絶対乾きそうにない湿地帯でドロドロ。さらにそこに落ち葉や蜜柑、柿が転がっています。蜜柑畑や柿農園を背景に、綺麗な景色を楽しむ余裕が大切です。
次に五條市内のあれやこれや。交通量も人も増えるし、信号停止が多くなります。24号を超えるところ、分かり難く怖かったけど、本当はアンダーパスを行くのかな?五條IC前後のコンビニで後半戦に備えて補給するのがいいかも。


5峠:金剛トンネル6.4km。

余裕があれば、左手に五條市九度山を辺りを見渡しながら淡々と登ていける勾配です。余裕があればね。頂上で中間点を少し過ぎる距離になるので、脚がない人にはとっては精神的に辛い地点です。


5〜6の繋ぎ区間18km。極悪です。後半に入ったところだし、脚にも来てるし、そんな時にあの大規模農道は超迷惑です。コースプロフィールを見ても分かる通り、ここは隠れた峠です。かなり脚を削られました。さらに舗装が悪く路肩の無い下りが超危険です。今日は風も強くフラフラしたし、大型もよく通るし、車が飛ばしているので本当に怖いです。


6峠:水越峠3.4km。距離は短いですが、上述の通り繋ぎ区間で脚を削られているのできついです。あまり使われなくなった旧道なので、舗装が悪くゴミも落ちていて気分が削がれます。頂上付近は登山客の路駐が多く、歩いている人にも注意です。


6〜7の繋ぎ区間16.8km。奈良全般がそうですが、路肩が狭い、あるいは無い場所がほとんどです。信号も多く、高取町に入ると五條同様に細かい道を何回か曲がりながら進みます。相当疲れているので結構なストレスです。


7峠:高取城跡4.5km。最も勾配がきつく、後半舗装も悪くなります。最後にこれかよ、的なマゾヒスティックな気分で最高に幸せな時間が待っています。リア30Tとか持ってる人は是非使ってください。


ゴールまでの11.2km。最後の最後にアルデンヌクラシック並みの急勾配の連続です。え、まだあんの?!的な、羽地ダムを想起させるいやらしいラストです。計測はしていないのでゆっくり満足感を噛み締めながら登ればいいと思いますが、水分が枯渇していると足攣ってゴールできないかも?高取城が終わった後でもボトルに水分が残っているよう、前もって自販機で補給しておく方がいいと思います。




ゴール地点
まあこんな感じですが、何せヘボライダーのレポですので、本気クライマーの方にはあまり参考にならないとは思います。
峠以外は計測しないので、制限時間いっぱいを上手に使って、補給休憩や尿意の処理を行い、一つ一つの登りに集中できるようにするのが大事です。ゴールに早く着いても意味がありませんので。お風呂に一番乗りしたいとかいう人は別ですけど(笑)。ま、それも一つの目標、楽しみかもしれませんけどね。
ウェアは迷うところですね。登りで暑く感じることもありますが、下りで思いっきり冷えるので、基本は、長袖、膝下、ポケットに入る上着、でしょうね。
サイコンに地図入れれる人は入れていかれるのをお勧めします。私はGARMIN EDGE 520Jに主催者がアップしてくれているGPSデータを入れていきましたが、これがなければ迷子になって途中でやめていたと思います。本番でも前後が離れて一人になるシチュエイションが容易に想像できます。細かいところは絶対わかりません。


ゴール後、最低限車に積み込めるようドロドロのバイクをささっと拭いて着替えて即帰宅。風呂で温まりたいとこですが、家を空けていることが気分的にそうもさせません。石舞台駐車場の出入りは24時間可能ですが、料金徴収は9時から。気にせず出ればそのまま行けそうでしたが、わざわざこちらから声を掛けて駐車料金500円払いました。その方が気持ちいいです。家路は予想通りの大渋滞。お腹空いて運転に集中できないので、途中で天一寄って炭水化物とニンニク補給。帰宅したら18時でした。
疲れました。



出場される皆さんの検討を祈ります!



私は、もういいです(笑)!