High on Life

NO BIKE NO LIFE

熱中症ちへどーず

家〜国見台〜東大寺前〜教育大〜須山〜水間峠〜布目湖〜レイクフォレスト〜大河原〜童仙房〜和束〜加茂〜家
89.92㎞、23.4㎞/h
「海峡を越え、丘を越え、灼熱地獄の果てに山がある」by窪田等。フジTVでツールやってた頃は、こんなカッコいいナレーションで番組が始まったものですが、今日はこんな感じでしょうか、「水間を越え、布目を越え、灼熱地獄の果てに童仙房がある・・・」なんでこんなことやってんのか、何もこんな暑い日に、我ながら情けない気持ちで、久々の大河原側童仙房登板やってきました。
鯔湾を引っさげて、6時半に我が家にやってきたまっちょさんと共にちへどジャージで7時出発。もう暑いッス。
先ずは教育大経由で須山まで。ダム完成のおかげで勾配がきつくなった前半はインナー×ローで足慣らし。一旦緩くなって右に大きくカーブしてクネクネに入って少しずつシフトアップシフトアップ→ダンシングで少しずつペースを上げていくと何となく調子良かった頃の走り方が蘇えってきた。最後、左カーブの後バス停まで少々頑張ってみると意外に伸びた。
次に水間。ここも相変わらず最初がきつい、いやいや全部きつい。やっぱりきっつい水間峠ということで、ここは無理せずポタポタと這い上がってトンネル通過。下りきって右折後の単発登りをバルトリになったつもりでダンシングでもがいてみると、なかなか良い感じ。こういう登り方は明らかに加圧トレの成果。ただヒルクライムという範疇で考えれば、残念ながら不要な重しです。下って下って橋を渡って商店で補給。ジャムパン、バナナ、コーラ、エナジーなんちゃらドリンクでこの先の難行苦行に備える。
布目ダム堰堤のトイレで用を足してそのまま下って大柳生方面へ。途中右折でレイクフォレスト敷地内林道へお邪魔して大河原へ降りる。163に出る前にショッツ注入。
いよいよ童仙房への登り開始。最初からインナー×ローはお決まり。平均勾配11%、最大15%の激坂をよじ登る背中に、灼熱の太陽が降り注ぐ。頭が痛い。前半で体力のほとんどを使い果たし、道が広くなると蛇行を繰り返し喘ぎながら登る。同じく蛇行するまっちょさんと八の字を描きながら行くので、たまにぶつかりそうになる。後半少し傾斜が緩くなった所で初めて1枚ギアを上げてダンシング。肩で息をして、ものも言えない状態で頂上ゴール。今までで一番ゆっくり、一番辛い童仙房登りだったと思われる。辛すぎて、二人ともほぼ無言で童仙房山荘に辿り着いたら、山荘のお兄ちゃんが今日も笑顔を絶やさず、芸人さんのような語り口で疲れを癒してくれました。たっぷり水分補給してしばし歓談して和束側へ下山開始。今年こそ、ちへど忘年会ここでやるぞ。
和ローでみたらし団子休憩した後、今日は山練のはずだったが、まさか裏大正池なんか行くわけもなく、いつもの平坦帰り道に逃げる。鯔湾のまっちょさんに牽いてもらうが、あまりの疲労に何度も付き切れしそうになる。かなり脚に来てるし、シャマルでは鯔湾には敵わないっす。コスカボの威力をこんな形で再認識。
帰宅後まっちょさんにもシャワー浴びていただいて、ツールマレーの激闘を観ながらビールタイム。昼飯は肉体派まっちょさんのリクエストで乾谷西の炎燃えさかるあの焼肉屋。初体験でしたがおいしゅうございました。今度は家族で行こうっと。

午後たっぷりビールを飲んだこともあって、夕食後回復ローラー30分。考えてみれば、今年初の、いや去年の能登以来の二日連続実走行。そのうえこの暑さとくればしんどい筈です。乗鞍に向けて登りの走り方に慣れるための練習でしたが、始終体重という重しの大きさを感じながら、あきらめ半分、いやまだいける半分の苦行となりました。本当に辛い練習でした。山嫌いのまっちょさん、こんな暑い日にえらいことにお付き合いいただきまして、誠にありがとうございました。鯔湾のブレーキ音、ちょっと購買意欲を抑えてくれたような気がします。でもかっこいいし、速いホイールやね。いつかは鯔っていう気持ちは変わりません。