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温泉ライダーin加賀温泉郷2017参戦記 ①前乗りからヒルクライム編

ずっと怠けっ放しで、体重4キロ増えてえらいことになってるけど、まっ、楽しんでこようと決めて出発。今年はTTが加わって、山代、山中、加賀と3温泉揃い踏みになった温泉ライダー。楽しそー。
とはいえ、TTは門外漢だし、2週続けて行くわけにもいかないので、27(土)のヒルクライムと28(日)のエンデューロに参戦です。
なんと!山岳賞歯ブラシにマイヨジョーヌ歯ブラシ!これがダブルエントリーの参加賞で、TTに出た人にはマイヨベール歯ブラシが加わり三賞勢揃いという洒落っ気。いいですねぇ温泉ライダー。これまでもシャンプーボトルやシャンプーハット、それに風呂桶など、毎年面白い趣向で笑わせてくれる。振る舞いの食べ物も豪華だし、何と言っても加賀のお酒と温泉が楽しみ。来年も絶対来るぜっ!て思ってしまう、やる気満々のイヴェントです。




・26日前乗り
金曜夕方、車を走らせること3時間
加賀直前の南條SAで晩飯。あっさり目にしとこうと、舞茸ご飯とおろし蕎麦定食。加賀で降り山代温泉山中温泉の中間にあるサンシティーホテル山代にチェックイン。古いビジネスホテルで部屋は狭いけど、寝るだけなので問題なし。明日の会場に近いのと、近所の別所温泉の無料チケットをくれるというのが此処を選んだ理由。別所温泉は基本地元の皆さんの憩いの場なんだけど、広くてお湯も気持ち良くて、サウナがあって至れり尽くせり。昨年のおきなわの前日、サウナと水風呂交互に4回ずつっていうのがとても効いたので、今回も4回繰り返す。地元のおっちゃんや子供達と話すのが楽しく、体もさっぱりしたので、ロング缶1本と立山のワンカップ2本を買ってホテルに戻る。これがいけなかったぁ・・・。



・27日立杉ヒルクライムat山中温泉
5時に目覚めたが、頭もお腹もめちゃ重い。寝る前の立山2本が効いている。耳をすませば外は雨。勝負所の激坂区間を試走しておこうと早めに起きたが、やめて二度寝。6時20分ころ起きたら雨が止んでいたので軽くジョグに出る。ゆっくり走ったり歩いたり、30分ほど体を動かして戻り朝食。7種類のパンにサラダ、卵が用意されてあり、好きなだけ食べれて十分にしてGOOD。会場まで車で7分、温泉無料券付きで1泊5900円。来年も此処に泊まろうかな。


朝食中にまた雨が降って来て、結局10時半のパレード走行開始までずっと降りっ放し。駐車場に着いたら河合さん達が既に準備完了の様子。ご挨拶してこちらも準備に取り掛かるが、降り続く雨でモチベーションだだ下がり。準備したり受付に行ったりしながら、数え切れないほどの回数おしっこ。
10時半温泉街の中心、菊乃湯前からパレード走行開始。途中の長〜いトンネルを抜けると突然の晴れ。雨上がりなので急激に蒸し暑くなり、少なめにしておいた水分補給が裏目にでるかも。



スタートラインに整列後、カテゴリー毎に2分間隔でスタートして行く。
10時54分、ロードD(50歳以上)スタート。
コースについての知識はわずか。最初の6キロがダラダラ登りで最後の3キロちょいが10%以上の激坂。スタートは号砲一発で、ゴールで脚に巻いたセンサー感知のグロスタイム方式。出ている人に関しては河合さんしか分からないので、とにかく河合さんマークで進む。ビッタシ付き位置でギアチェンジも合わせ、現地現物・即時対応で勾配変化をこなしていく。
中盤、河合さん(白青)マークの私(黒)
緩斜面での集団走行だが、幸いにもローテーションを要求されることなく淡々と進み、あっという間に激坂区間へ突入。自然崩壊的に集団はばらけ、目の前を走るのは河合さんを含み6人くらいか?激坂区間の序盤、コーナーへの進入具合で偶然河合さんの前に出てしまったが、何となく脚が回っている気がしたのでそのまま行くことに。この時点で4番手くらいか。先頭は単独で逃げていき、その後の団子の中に何人いるかはあえて見ないようにして4番手をキープ。しかーし、勾配がインナー×ローを要求し始めた途端、+4キロの重石が襲いかかって来た。
私の場合、この体重だと勾配が10%を超えるとダンシング多用型になる。それでもある程度までパワーで行ける公算は立てていたが、案の定雨上がりの路面でスリップを連発。その度に少しづつ河合さんとの距離が開いていく。体もバイクも絞り込んで、冷静に淡々と回す河合さんは速い。あっという間に見えなくなった。この時点で5番手か?
この位置をキープしたいが、勾配、体重、脚、心肺機能のバランスが保てず速度が上がらない。13%くらいの箇所で一人行かせてしまった。あと何人いるのか?怖くて振り向けない。振り向いて人数を確認したところで、誰かに行かれたら今の状態では勝負にならないので、もう振り向かないことに決めた。
もっともイカれているのが心肺機能。明らかにアルコール過多。ダンシングでズルッとを連発しながら激坂区間終了まで耐える。すると、スーーーーッと抜いていく選手がいる!まずいっ!ゼッケンは?違うカテ?ちょっと若く見えるが?違うっ!よかったぁ!やがて勾配が緩み、ゴールが近いことを悟って気を入れ直す。しかしやっぱり重い。ラストスパートまでとはいかず、多少踏んでゴールへ。ゴール直前、目の前に急激に同じカテの人が近づいて来たが、抜く脚は残っておらずそのままゴール。


ゴール後は止まらず、ちょっと先に用意してあるおもてなし会場まで進み、3種類の饅頭にバナナ、コーンポタージュにコンソメスープとおもてなし受け過ぎてお腹一杯!
河合さんは最後のスパートで2人を抜いて何と2位。素晴らしい。後ろから見ていても素晴らしく絞れていたのでご本人としては当然の結果だったかもしれない。私は人数勘定が曖昧だったのであえて順位のことは忘れて下山。下山ルートはレースコースではなく、緩やかに下っていく風光明媚なコースが用意されておりとても気持ち良い。



菊乃湯前の広場に戻ると、またまたおもてなしが。今度はカニ&エビ汁、そして大きいコロッケ!肉が多くて美味いこと。これじゃぁ昼飯全くいらんし、スタート前より明らかに肥ったし!素晴らしい温泉ライダー!河合さんのお仲間の皆さんとおもてなしを平らげ、談笑しながらリザルトが出るのを待つ。こういう時はあまり期待しない方がいい。多分7位だろうと思い込もうとするが、薄っすら期待もしながら待つ。


出たー、6位だー。表彰台確保。よかった。遠路はるばるやって来た甲斐があるというものだ。明日のエンデューロはハナっから練習だから、できればヒルクライムで表彰台を狙いたいと思っていたので、なかなかに嬉しかった。
(5位の人現れず)
優しい河合さんがお友達の剛脚利見さんに私のiPhoneを託してくださり、念願の表彰台姿を収めていただきました。本当にありがとうございました。
表彰状をよく見るとチーム名が間違っているのですが、申し込み時に読み仮名を書いているので、絹代さんはきっちりと「チヘドレーシング」とアナウンスしてくれました。



健闘をたたえ合い、駐車場へ戻り撤収。シートチューブにボトルゲージを取り付け、スプロケを平地用に交換して出発。これで明日のエンデューロは気楽に走れるなぁ、ホテルに着いたら早速ビール飲もうと決め、加賀へ向けて移動開始です。






〜②チームメイトと合流、夕食〜エンデューロ編に続く。