High on Life

NO BIKE NO LIFE

伊吹山ヒルクライム初挑戦

61分07秒 Gクラス59位/417人
238W 250W/20分 244W/NP
https://connect.garmin.com/modern/activity/1119789809
特に速く登れるわけでも無いのに、ヒルクライム中毒になりつつあるのだ。
何故か何故かと突き詰めていくと、ランに似ているところがあって、自分の脚、心肺、体幹、腕と対話しながら、ひたすら過去の自分と闘っているところに本能的に惹かれているのだろうなと思えてきた。
周りに左右されず自分次第の結果しか出ないところもいい。



4月10日 日曜日 3時起床
がっつりご飯を食べ、持って行くようにおにぎりを二つ作り、いつも通りプチ体幹トレ、軽量化を済ませ出発。
5時に同志社前でカコイッチをピックアップして関ヶ原へ。
役場近辺は満車で少し離れた小学校グランドに駐車トイレもあるし、受付がてらランでアップするにはちょうどいい距離感で全く問題無し。


まさに戦場旗の向こうに伊吹山
ランでぼちぼちアップしているとこんな公園や誰それの陣地跡などが色々と



体重は菰野HC時より増。
脚の疲れも抜けずかなり調子悪そうな気配なのと、ネット計測で気楽なのもあって緊迫感ゼロ。
補給を摂ったりウォーターローディングしたり、散歩したりしてゆったり準備。
9時10分、ようやく着替え
本当にダメなら景色を観ながらゆっくり楽しく登ればいいと割り切ってスタート地点へ。
スタート前コナさんとばったり(マッチョ君撮影)エアロヘルメットにエアロシューズカバーでエロエロですがな!



G−1のほぼ先頭付近でスタート。
菰野同様クリートキャッチできずおたおた。
脚は重く焼け付き感一杯で気持ちが萎えそうになるがしばらくは我慢するつもり。
ボトルに1/3ほど入れたドリンクを5キロ地点10キロ地点の2回で飲み切る予定。
最初の5キロが長いこと長いこと。
5キロを超えた辺りから少し脚が回復傾向になり、後ろからやって来た4連結の列車に乗車してしばらく耐える。
だんだんと脚に力が入るようになりワット数を見ながら気持ちを切り替えピクニックは中止と判断。
抜かれる数より抜く数の方が多くモチベーションはキープできている。
勾配が緩くなるとダンシングを入れてペースアップ。
逆に勾配がキツくなると腰を下ろして体幹登りに切り替える。
10キロ過ぎで飲み切ったドリンクが、脚の回転をさらに良くしてくれて調子が上がる。
最初の重だるさはもう感じず、同じ勾配でもギアを一枚重くして登れている。
ラスト3キロ、後ろから腰を押されヤバいっ!コナさん来たか!?と思ったらG−2スタートのK久保さんだった。
さすがやねぇ!

頂上に近づくにつれ前が詰まり出し、道幅も細くなって抜き難くなる。
フラフラしている人が必ず居るし、右に左に掻き分けながら進む。
ラスト500くらいからダンシングでもがくつもりが、気圧の変化で心拍が上がらず、脚も動かず、カックンカックンしながらどうにかゴール通過。
頭が真っ白でまたストップボタン押せず。



頂上でK久保さん、寺さん、カコイッチ、クスさんとお疲れ様と称え合う。
コナさんとCOLNAGO C59並べて記念撮影
K久保さんとも(コナさんの自撮り枠で!)
K久保さんは、なんでぇ〜?っていうくらい軽くスタスタと登っていくのでもう全然相手にならない。
コナさんとはいい接戦を続けていけるように体重を落としていかないと。
そうこうしているうちにみんな脚が攣りだし、慌ててスカイテラスの自販機で水分補給して下山準備。


下山途中左から(外から)ギリギリを抜いていく馬鹿野郎がいて、後ろから見ていてもヒヤッとする光景があったが、途中でガードレールに突っ込んで血ぃ出して微動だにしない落車事故を見た。
ひょっとしたらさっきの輩か。
見えた範囲では単独落車のようだったが、もし他人を巻き込んでいたらと想像すると、無性に腹が立ってきた。
自分以外の選手の安全を考えられないようなやつは走って欲しくないと。







数字はまずまず途中踏まなくてもいい箇所がいくつかある分、平均値は菰野HCより10ワット程下がったが、NP244Wという数値は価値があると思える。
61分走っての値なので、これまさにNP(標準化パワー)である。
これは20分マックスの95%で導かれる値よりも、真のFTPに近い。
今まで計算上のFTPを247Wとしていたので、現状出せる力はほぼ出し切ったと言える。
61分07秒という結果は、そのFTPに今の体重が作用しての数字なので、良くも悪くも、”今の自分”を表しているのだろうと思う。
菰野での252W/NPは36分間なので過大評価と考えておくべし。


普賢寺で練習してきたお陰で、8%くらいの勾配なら楽だな〜って思えるようにもなっている。
今回は65.5〜66キロ、7月の裏乗鞍には63キロ台で臨みたい。
しかしヨクワカラナイのは、この2週間ひどく脚の調子が悪かったし、出だしの重だるさも酷かったにも関わらず、途中からよく回り出したこと。
もっと時間を掛けて真剣にアップしていたら最初から脚軽くすることもできたのだろうか?
ヒルクライム素人なのでよく分かりません。




多賀SAで遅めの昼食を摂り、カコイッチを送り届け帰宅するともう5時半。
風呂に入り、ビール、日本酒で、『真田丸』、『精霊の守り人』。
9時には気絶寸前で後は記憶無し。
本当に疲れました。
記憶が無い中、FBで何人かのTLにコメントしたりしていたようで、月曜朝そのコメント返しを見たりしてビックリ。
変なことは書いてなかったようで一安心。
でも気をつけないとね。